ゴーチェの作品はエキゾチック情緒にあふれたが多いが、本集には特にそうしたものが集められている。
作家の注目すべき点のひとつを挙げれば「足」へのこだわり。
美しいヒロインたちは子どものような小さなくるぶしの持ち主であった。
20年以上も会っていない変わり者の祖父から、突然の手紙が届いた。
「拝啓、元気かな。
遊びにこないか」。
カメラマンの僕は、撮影を兼ねて月食間近の南の島へ向かった。
そこで、祖父に小夜子という養女がいたことを初めて知る。
彼女は、実は光る竹の中から生まれたかぐや姫で、満月の晩に月に帰るのだという・・・。
竹取物語をテーマに、男女の結ばれえぬ淡い恋を描くファンタジー小説。
ウチの名前はチエ。
大阪でたくましく生きてる浪花っ子なんよ! ちょっとばかりおませかも知れんけど、アホーな父親をもったばかりに、お母ちゃんにも逃げられ、ウチ一人で生きていかんならんのや!! 大の大人を向うに回し、じゃりン子チエちゃん大奮戦!うちはチエ、たくましい浪花っ娘だど。
アホーな親父(テツ)と喧嘩して家出してたお母ちゃんが、帰ってきたんねん。
チエ、嬉しいて嬉しいて。
けど、困ったんは、こんどはお父はんが家出してもた。
どうしようもない親を持つ子は苦労するな、ああ忙しない。
しようもない父親を持つとウチがしっかりせないかんのや……。
現代っ子チエちゃんのたくましさに回りの大人は振り回されっぱなし。
奇妙な父娘と奇妙な交流のなかに流れる笑いとペーソス。
チエちゃん頑張れや!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60006134
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